朗読台本
一日三本程度のバスしかこない田舎のバス停に僕は佇んでいた。 腕時計の針は夕方5時丁度を指していた。 最終バスが行ってしまってからもう30分が過ぎていた。 最寄りの駅まで歩いて行こうにも山道を越える必要があり、 タクシーを呼ぼうにも、電波が届いてい…
私は山形修平。25歳のサラリーマン。 今日も満員の列車に揺られて現場へと向かう。 毎日毎日残業もあり、文字通り心を亡くすほど忙しいのだが、 そんな私にも一つだけ趣味がある。 それは某掲示板で小説を書くことだ。 冴えない中年の男性主人公が突然車に轢…
2020/02/08 池袋GEKIPA にて 「オープンマイクコンパーニョ」にて読みました。 作:双翼